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全国でここだけの電車が、毎日のそばに。乗り物好きキッズと楽しむ「ユーカリが丘線」&電車が見える穴場スポット

電車やバス、働く車。乗り物が大好きなわが子と過ごしていると、「もっと近くで、もっとゆっくり見せてあげたいな」と思うことありますよね。でも、駅のホームや踏切は人通りが多くて、ベビーカーを止めてじっくり眺めるのは、少し気が引けてしまうもの。

実は、千葉県佐倉市のユーカリが丘には、ベビーカーを押しながらでも、頭上を走る電車を心ゆくまで眺められる「穴場スポット」がいくつもあるのです!しかも走っているのは、全国でこの街にしか見られない、ちょっと特別な車両。街全体が巨大な鉄道模型(ジオラマ)のようなワクワク感に包まれているのが、ユーカリが丘ならではの魅力です。

今回は子育てメディア編集部が、街づくり企業 山万が運営する新交通システム「山万ユーカリが丘線」の物語と、ベビーカーでもあきらめないで思いっきり電車を楽しめるおすすめスポットをご紹介します。

全国でここだけ。「こあら号」が走る街のヒストリー

乗り物が好きならまず知っておきたいのが歴史!

ユーカリが丘線が走り始めたのは、1982(昭和57)年。以来40年以上にわたって、街に暮らす人々の毎日の「足」であり続けてきました。京成本線「ユーカリが丘」駅を起点に、住宅地の中をぐるりと一周する全6駅の路線で、その線形はテニスラケットのような形。1周およそ14分で、すべての駅が街のどこからでも徒歩10分圏内を実現するために開通しました。

この路線、実は「民間デベロッパーが生んだ電車」だということをご存じでしょうか。街をつくり続けている山万は、「民間デベロッパーが鉄道を?」と言われながらも、戦後初の鉄道事業許可を受け、民間企業として日本で初めて新交通システムを実用化しました。街をつくる会社が、そこに住む人の毎日の移動までを引き受ける、山万ユーカリが丘線は、その想いから生まれた「街のための電車」なのです。

車両の愛称は「こあら号」。アイボリーホワイトの車体に、自然を表現したグリーンのストライプが入った、通常の電車よりひとまわり小さく丸みを帯びたフォルムが特徴です。ユーカリの新芽を主食にするコアラにちなんで名づけられたその姿は、どこか愛嬌たっぷり。線路の内側には今もまだ開発されていない雑木林や田んぼが広がっていて、小さな車両がのどかな風景の中をことことと走り抜けていきます。新交通システムでありながら、どこかローカル線のような、レトロな冒険感が漂っているのです。

ふつうの電車と、ちょっと違うからおもしろい!

ユーカリが丘線が「特別な車両」と言われるのには、きちんとした理由があります。

まず、走行の仕組みそのものが現存する営業路線としては日本で唯一。ユーカリが丘線は、日本車輌と三井物産が共同開発した「中央案内軌条式」システム(VONA)を採用しています。「ゆりかもめ」など多くの新交通システムが線路の両側に案内レールを置くのに対し、ユーカリが丘線は軌道の”中央”に案内レールを設けるのが特徴です。過去には同じ方式を採用した路線も存在しましたが、今も営業運転を続けているのは全国で山万ユーカリが丘線ただ一つ。「毎日見ているあの電車、実は今も走り続けているのは日本でここだけなんだよ」――そんな会話が親子で楽しめるのは、この街に暮らす特権です。

そして、子育て世代にとって心強いのが、その“やさしさ”です。山万ユーカリが丘線はゴムタイヤで専用軌道を走るため、騒音・振動・排気ガスをほとんど出しません。これは、ユーカリが丘の街づくりに掲げられた「環境共生」の理念に沿って、開発当初から選ばれてきた仕組み。住宅街の中を静かにすべるように走る姿は、小さな子どもの耳にもやさしく、環境にも配慮された交通機関なのです。

さらに、うれしいけど驚きのエピソードも。こあら号は全車両が冷房のない“非冷房車”。そのため夏になると、乗客に涼をとってもらおうと、冷たいおしぼりやうちわを配る「おしぼり電車」を運行します。効率だけでは語れない、地域に根づいた電車ならではのあたたかさが、こんなところにもあらわれているのです。

加えて、山万ユーカリが丘線は全線がワンマン運転で、開業以来ずっと無事故を継続してきた、安全性の高い交通システムでもあります。公共交通事業部のスタッフの多くが、お年寄りや体の不自由な方を安全にサポートする「サービス介助士」の資格を取得しており、ベビーカーや妊娠中のお出かけでも安心して利用できる体制が整っています。

ベビーカーでもOK!電車が見える穴場スポット4選

電車を見るスポットは「とりあえず行ってみる」ことからはじまりますが、山万ユーカリが丘線の穴場スポットは、ベビーカーで行っても自信を持って楽しめるおすすめスポットがあります。子育てメディア編集部厳選!4つのスポットをご紹介していきます。

①ユーカリが丘南公園(公園駅前)

芝生の上で、頭上を通過する電車に大興奮

ユーカリが丘線「公園駅」の目の前に広がる「ユーカリが丘南公園」は、まさに乗り物好きキッズのための特等席。約2.1ヘクタールの広大な敷地のほとんどがフラットな芝生広場になっているので、ベビーカーごと自由に動き回りながら過ごせます。

最大の魅力は、公園のすぐ上空をユーカリが丘線が走っているように見えること。芝生に座って待っていれば、電車が頭の上を通過するような瞬間を、間近で見ることができます。公園駅側の入り口に配慮したスロープが設けられているので、駅に降り立ってからもベビーカーを抱えることなく、スイスイと公園に入れるのもうれしいポイントです。

②公園駅

線内でただ一つ、駅員さんに会える「レトロな有人駅」

京成線と接続する起点のユーカリが丘駅を除くと、線内で駅員さんが常駐しているのは「公園駅」だけ。ほかの駅がすべて無人駅というユニークな路線だからこそ、ここでは改札を行き交う乗客の様子をゆったり眺められます。

ホームから少し離れた場所からでも、電車が発着する様子は十分に観察できるので、混雑を気にせず、ベビーカーを止めて一息つきながら見学できるのも、穴場ならではの楽しみ方です。

③女子大駅

あじさいと電車の共演が楽しめる駅

公園駅から一駅、ヒルトップ・ユーカリが丘に接続する「女子大駅」は、高架と地上を行き来する区間にある駅。ホーム前では初夏(6月頃)になるとあじさいが彩りを添え、季節の花と電車を一緒に楽しめます。駅周辺は道幅にもゆとりがあるので、ベビーカーでの散策にも向いています。

④中学校駅周辺

宮の杜公園とセットで楽しむ、ラケットの先端

ラケット型の線形のちょうど先端に位置するのが「中学校駅」。カーブを曲がりながら近づいてくるこあら号を、正面から眺められる絶好のポイントです!最寄りの「宮の杜公園」は中学校駅から徒歩わずか3分。公園エリア・芝生エリア・池エリアに分かれた広々とした公園で、0歳から小学生まで楽しめる設計です。17台分の無料駐車場も完備されているので、電車を見たあとは、池のほとりで水鳥を眺めたり、芝生でひと休みしたりと、ベビーカーでの一日お出かけコースとしても重宝しますよ。

⑤井野駅付近

トンネルから飛び出す瞬間をねらえ!圧巻の「出てくる」シーン

「電車が来た!」その瞬間を、こんなにドラマチックに体験できる場所が、井野駅のすぐそばにあります。ここではユーカリが丘線がトンネルから飛び出してくる場面を、正面からじっくり眺めることができます。

前方の暗闇からぼんやりとライトが見えはじめ、近づくにつれて走行音が大きくなり、こあら号がひょっこりと顔を出すその瞬間は、乗り物好きのお子さんはもちろん、パパ・ママも思わずカメラを向けたくなる迫力です。

子どもの成長に合わせて山万ユーカリが丘線が何度でも発見をくれる

ユーカリが丘線がここまで身近に感じられるのは、電車そのものの面白さだけでなく、街の歩きやすさが土台にあるからです。公園や駅へのアプローチは段差が少なく整備され、街路や遊歩道は広くゆとりを持って設計されています。ベビーカーを押す手や腕への負担が少ないのはもちろん、歩き始めのお子様が手をつないで進むにも、少し大きな子が自分の足で先を歩くにも安心。子どもが電車に夢中になっている間も、パパ・ママは気持ちにゆとりを持って付き合ってあげられます。

うれしいのは、この楽しみが一度きりで終わらないこと。芝生に寝転んで頭上の通過を見上げる赤ちゃんの頃から、「次はどっち回りで来るかな」と時刻や向きを予想する幼児期、そして「日本にここだけの電車なんだよ」と豆知識を語れるようになる小学生まで――お子様の成長に合わせて、同じ電車が何度でも新しい発見をくれます。

子どもにとっては「身近で見られる本物の、しかも日本にここだけの電車」、パパ・ママにとっては「毎日の暮らしを支えてくれる、静かでやさしい足」。街全体で電車との距離がこんなにも近いことが、ユーカリが丘ならではの魅力です。

特別な遠出をしなくても、いつものお散歩やおでかけの延長で、お子様の「好き」と「なぜ?」を満たしてあげられる。そんなコミュニティが、この街には根づいています。

ユーカリが丘を紹介している街ツアーでは、こうした街の雰囲気を気軽に体感できます。ぜひ一度、お子様と一緒に、こあら号の走る音が聞こえる街の空気を感じに来てみてはいかがでしょうか。

ユーカリが丘の暮らしに関するお問い合わせ

ユーカリが丘の街案内所

街と住まいのギャラリー

住所:千葉県佐倉市西ユーカリが丘6-12-3イオンタウンユーカリが丘 東街区1F
電話:0120-318-154
営業時間:10:00~17:00(平日11:00〜17:00)
定休日:火曜日、水曜日(祝日除く)
公式サイト:https://town.yukarigaoka.jp/townguide/machigallery/

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